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amijok 松本・中町のカフェ&雑貨のお店

クルミド出版からの2冊の本

6月からamiojkでは「 クルミド出版 」の本をお取扱いしています。
それについてお知らせするのが、やや時間をいただきましたが、最近気持ちがなんやかんやとドタバタしていて、
この大切な本の紹介をパパパッと書いて終わりにしたくなかったのです。

西国分寺に クルミドコーヒー という素敵なカフェがあります。
スタッフ全員がお客様・お店の空気感・そこで巡り合う時間を大切にされていて、
もちろん提供しているコーヒーやお食事も美味しく、だからこそお客様もクルミドコーヒーを愛している、そんな温かい空気感が漂う居心地がよい場所。
その店頭で、ひときわ存在感をもった本が並べられています。

シンプルで上質な、手に触れたくなるような本。
『やがて森になる』 小谷ふみ 著
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『10年後、ともに会いに』 寺井暁子 著
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この二冊の本は、カフェスタッフや有志の方、そしてカフェの常連さんであったお二人の執筆者による
「クルミド出版」という出版レーベルから生まれたものでした。

一からの本作りに「丁寧に手間をかけて」取り組まれてきたようです。
この姿はきっとクルミドコーヒーそのままのあり方なのだと思います。
毎日8時間かけて抽出するコーヒーにはじまり、お客さまに届けるすべてのものに向けられる丁寧な姿勢。だからといって堅苦しくならない お客さまにとって「リラックスできるちょうど良い」姿勢。

また、そんな誠実な姿勢は印刷・製本にも通じています。

『やがて森になる』は 九ポ堂 さんによる活版印刷(凸版)。
活版校正機で1面ずつペダルを踏んで印刷されています。データ化した原稿を凸版に製版し、それを校正機で刷る印刷方法です。版の位置決めや、インキの塗布量、印刷圧の調整などにも相当な意識を使いますから、気の遠くなるような工程をふんでいます。

さらに『やがて森になる』は30年ほど前の古紙を使用した51冊限定のものもございます。やはり九ポ堂さんの活版印刷(凸版)。

そして『やがて森になる』『10年後、ともに会いに』の製本は長野県伊那市にある 美篶堂さん による手製本。

スマートフォンなどで指でスクロールすれば電子書籍が読める昨今ですが、
装丁の良い紙の本をめくるときの何とも言えない香りを楽しむ喜びを僕は選びたいな。

あちち ではなく 優しい温もりが宿る本をぜひお手にとってみて下さい。

そして、クルミドコーヒーに足を運んでみて下さい。
自分をひらきたくなる、そんなカフェです。

(店主)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■『10年後、ともに会いに』寺井暁子・著/408ページ/2,700円(税込)
■『やがて森になる』(通常版)小谷ふみ・著/220ページ/2,700円(税込)
■『やがて森になる』(古紙版・51冊限定)小谷ふみ・著/220ページ/5,400円(税込)
※お買い上げいただいた方には、クルミドコーヒーオリジナルの蠟引き封筒にお入れしてお渡しします。
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by amijok-tk | 2014-08-12 03:47 | 商品について

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